この資料は、東京ドームシティ周辺の市街地において、自社のCATV通信インフラとZETAのメッシュネットワークを掛け合わせ、建物深部や高低差のある環境におけるセンシングの可能性を検証した実証実験の記録です。
ケーブルテレビ(CATV)業界において、市街地エリアにおける地域IoTビジネスの事例はこれまでほとんどありませんでした。その原因として、既存のキャリア型LPWA(=特定の通信事業者が提供する広域・低消費電力の無線通信技術)では、建物の深部まで電波が届きにくいという課題がありました。
そこで、東京ケーブルネットワークは、自社が持つ強固な通信インフラと、中継器(Mote)を介して網の目のように通信を繋ぐ「メッシュネットワーク(マルチホップ通信)」が構築可能なZETAを組み合わせ、市街地や商業施設内における建物深部のセンシング(=センサーによる情報収集)の可能性を検証することとしました。
実証実験は東京ドームシティエリアで実施されました。巨大なドーム球場を挟んだ反対側にあるゴミ箱に超音波距離センサーを設置して蓄積状況を可視化したほか、目視確認が困難な高所(地上高約4m)にあるエアコンのドレンパン(=結露水を受け止める皿)に漏水センサーを設置し、遠隔監視を行いました。
電波の受信が非常にシビアな建屋の狭間や、高低差約30mにおよぶビル間・建物内外の環境であっても、ZETAのメッシュネットワークを活用することで安定したデータ疎通を確認。さらに、日本ケーブルテレビ連盟の共通ダッシュボードとZETAサーバー間のAPI連携にも初めて成功しました。
この成果は、商業施設での設備管理や、自治体・行政における防災・防犯対策(水位監視や人感センサーによる防犯強化など)に幅広く役立つものです。詳しくは資料本編(PDF)をご覧ください。
ZETAアライアンスは、産官学民でZETAの活用を広げる団体です。会員になると、技術・マーケティング資料の入手、ワーキンググループやセミナー・シンポジウムへの参加、ビジネスマッチングなどの機会をご利用いただけます。実証事例にご関心をお持ちの方は、ぜひ入会をご検討ください。