セミナー第4回 ZETA Alliance DAY

4つのIoTと普及への課題

2019.06.14 · 東京大学大学院 工学系研究科 IoTメディアラボラトリー ディレクター 西 和彦
ZETAアライアンスへの入会について
OVERVIEW ― 概要詳細

この資料は、東京大学大学院のIoTメディアラボラトリーが、IoTの4つの分類と普及における課題、そしてLPWA(=低電力で広域をカバーする無線技術)の活用と人材育成について発表したセミナー資料の記録です。

    この資料でわかること
  • IoTが対象とする4つの領域(ヒトの体から宇宙まで)とそれぞれの課題
  • ZETA、LoRaWAN、SigfoxなどのLPWA無線技術の特徴と棲み分け
  • IoT普及の鍵となる「目的別アプリ(スモールアプリ)」の積み重ねと人材育成の重要性
4つの領域ヒト・移動体・都市・宇宙
LPWAZETAやLoRa等の棲み分け
共創ハッカソンによる人材育成

背景・目的

2005年に提唱された「ユビキタス(=いつでもどこでも情報にアクセスできる環境)」の挫折を振り返ると、当時はクラウドやAI(=人工知能)の概念が欠けており、単なるデータベースへの一方的なID転送に留まっていました。

IoTを真に普及させるためには、かつてのパソコンやスマートフォンの歴史における勝者と敗者の要因(オンデマンド生産、エコシステム、OSのアップデート頻度など)に学ぶ必要があります。IoTにはPCやスマホのような「単一の巨大なキラーアプリ」は存在せず、分野ごとの「スモールアプリ」を地道に積み重ねていくことが成功への鍵となります。

「独占よりも共有、競争よりも共創」を掲げ、技術とアイデアを社会に還元する。

取り組み・わかったこと

IoTの実現には、大量のセンサーを低電力かつ広域で接続できるLPWA技術が不可欠です。本資料では、ZETAやLoRaWAN、Sigfox、NB-IoTなどの各種LPWAの通信距離、消費電力、コスト、弱点を多角的に比較。それぞれの特性を活かした棲み分けの重要性を説いています。

また、IoT普及の最大のボトルネックである「技術者・人材の不足」を解消するため、東京大学を拠点とした「柏の葉IoTハッカソン」の実施や、全国の大学と連携した「IoTセミナー全国キャラバン」を展開。はんだ付けからマイコン制御、LPWAを用いたクラウド連携まで、実践的なハンズオン教育の成果と課題を報告しています。

宇宙空間でのインターネット接続(LPWA-SAT構想)から、地域課題を解決する身近なIoTアプリの開発まで、幅広い視野で描かれるIoTの未来像の詳細は、ぜひ資料本編(PDF)をご覧ください。

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