セミナー第2回 ZETA MEMBERS DAY

IoT通信の本郷キャンパス実証実験について ~横須賀リサーチパークと共同で都市部での実験をスタート~

2021.02.18 · 東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻 IoTメディアラボラトリー 阪田 史郎
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OVERVIEW ― 概要詳細

この資料は、東京大学本郷キャンパスにおいて、都市部におけるLPWA(=省電力・広域無線通信技術)の通信性能や干渉・混信を検証するために構築された「テストベッド(=実証実験用の環境)」の取り組みを紹介したセミナー発表資料です。

    この資料でわかること
  • 都市部(本郷キャンパス)におけるLPWAテストベッド構築の目的と無償提供の狙い
  • 免許不要のサブGHz帯(920MHz帯)におけるLPWA同士の干渉・混信リスクとその検証方法
  • IoT事業者が自前で環境を作らずに、低コスト・短期間で最適なLPWAを選定するための仕組み
  • 都市部での実証環境の提供

    横須賀リサーチパーク(YRP)のテストベッドの都市部版として、ビルが密集する本郷キャンパスに実験環境を構築。実際の市街地に近い環境での測定を可能にします。

  • 干渉・混信の解明

    ZETAやLoRaWANなど、複数の異なるLPWA規格や多数のセンサーが同時に稼働した際に発生する、未知の電波干渉現象を検証・把握します。

  • 産学連携の促進

    テストベッドを無償で提供することで、多くの企業や開発者を呼び込み、LPWA技術に関する新たな共同研究テーマの発掘やサービス開発につなげます。

背景・目的

現在、LoRaWANやZETA、Sigfoxなど、免許不要で使える様々な独自仕様のLPWAが乱立しています。これらは共通してサブGHz帯(=国内では920MHz帯)という電波帯を使用するため、混雑した都市部では電波の干渉や混信が発生する懸念があります。

しかし、IoT事業者が自社で通信性能や干渉の影響を測定するには、多大な時間とコストがかかるという課題がありました。そこで、事業者が自ら測定環境を構築することなく、低コストかつ短期間で最適なLPWAを選定できるよう、都市部でのテストベッド構築が計画されました。

「未知の部分が多いLPWAの技術について、産学連携による新たな研究テーマの発掘を目指す」

取り組み・わかったこと

本プロジェクトでは、東京大学工学部2号館の屋上にLPWAの基地局を設置し、本郷キャンパスを都市空間に見立てたフィールド測定を行います。具体的には、「市街地・ビル密集地での通信実験」「キャリアセンス(=送信前に周囲の電波状況を確認する機能)実験」「干渉・混信実験」の3つを軸に検証を進めます。

この実証環境は、スマートシティにおける各種センサー(見守り、防災、インフラ管理など)の安定通信を担保するために極めて重要です。実験に用いられる測定機器や、具体的な実験構成のイメージなど、詳しくは資料本編(PDF)をご覧ください。

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