この資料は、東京大学本郷キャンパスにおいて、都市部におけるLPWA(=省電力・広域無線通信技術)の通信性能や干渉・混信を検証するために構築された「テストベッド(=実証実験用の環境)」の取り組みを紹介したセミナー発表資料です。
横須賀リサーチパーク(YRP)のテストベッドの都市部版として、ビルが密集する本郷キャンパスに実験環境を構築。実際の市街地に近い環境での測定を可能にします。
ZETAやLoRaWANなど、複数の異なるLPWA規格や多数のセンサーが同時に稼働した際に発生する、未知の電波干渉現象を検証・把握します。
テストベッドを無償で提供することで、多くの企業や開発者を呼び込み、LPWA技術に関する新たな共同研究テーマの発掘やサービス開発につなげます。
現在、LoRaWANやZETA、Sigfoxなど、免許不要で使える様々な独自仕様のLPWAが乱立しています。これらは共通してサブGHz帯(=国内では920MHz帯)という電波帯を使用するため、混雑した都市部では電波の干渉や混信が発生する懸念があります。
しかし、IoT事業者が自社で通信性能や干渉の影響を測定するには、多大な時間とコストがかかるという課題がありました。そこで、事業者が自ら測定環境を構築することなく、低コストかつ短期間で最適なLPWAを選定できるよう、都市部でのテストベッド構築が計画されました。
本プロジェクトでは、東京大学工学部2号館の屋上にLPWAの基地局を設置し、本郷キャンパスを都市空間に見立てたフィールド測定を行います。具体的には、「市街地・ビル密集地での通信実験」「キャリアセンス(=送信前に周囲の電波状況を確認する機能)実験」「干渉・混信実験」の3つを軸に検証を進めます。
この実証環境は、スマートシティにおける各種センサー(見守り、防災、インフラ管理など)の安定通信を担保するために極めて重要です。実験に用いられる測定機器や、具体的な実験構成のイメージなど、詳しくは資料本編(PDF)をご覧ください。
ZETAアライアンスは、産官学民でZETAの活用を広げる団体です。会員になると、技術・マーケティング資料の入手、ワーキンググループやセミナー・シンポジウムへの参加、ビジネスマッチングなどの機会をご利用いただけます。実証事例にご関心をお持ちの方は、ぜひ入会をご検討ください。