この資料は、ZETA通信を活用した害獣捕獲監視システム『マタギっ娘(むすめ)』の概要と、全国各地での実証実験実績、および今後の展開について紹介したセミナー発表資料です。
二ホンジカやイノシシなどの害獣による農林水産業への被害は深刻であり、各地で罠の設置による対策が進められています。しかし、罠が作動しているかを毎日見回る作業は、狩猟者にとって肉体的・時間的に大きな負担となっています。特に山間部などの電波が届きにくい場所では、従来の通信システムでは監視が困難でした。
そこで、低消費電力で長距離通信が可能な「ZETA(=LPWA通信規格の一つ)」を活用し、罠の作動状況をリアルタイムに通知することで、見回り作業の効率化と負担軽減を目指しました。
マクセルフロンティアが開発した『マタギっ娘』は、罠にかかったことを磁気センサーで検知し、ZETA通信を経由して狩猟者のスマートフォン等へメールで自動通知します。高齢の狩猟者でも使いやすいシンプルなメール通知と、地図による位置確認機能を備えています。
2020年9月からの実証実験では、山形県米沢市をはじめ、東北から九州まで全国10地域以上の自治体や農家ハンターグループで導入され、その実用性と安定性が確認されました。今後は、このZETA通信と各種センサーの組み合わせを応用し、土砂崩れや水位などの災害監視、橋梁やトンネルなどのインフラ老朽化監視、防犯・見守りシステムなど、様々な社会課題解決への展開を目指しています。
各機器の詳しいハードウェア仕様や、具体的な設置例については資料本編(PDF)をご覧ください。
ZETAアライアンスは、産官学民でZETAの活用を広げる団体です。会員になると、技術・マーケティング資料の入手、ワーキンググループやセミナー・シンポジウムへの参加、ビジネスマッチングなどの機会をご利用いただけます。実証事例にご関心をお持ちの方は、ぜひ入会をご検討ください。