セミナー第10回 ZETA Alliance DAY

LPWAと5G/ローカル5GによるIoTの動向

2022.03.31 · 千葉大学 名誉教授 阪田史郎
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OVERVIEW ― 概要詳細

この資料は、IoTの普及に不可欠な省電力広域無線技術「LPWA」の最新動向と、5Gやローカル5Gとの連携がもたらす産業・公共分野でのアプリケーション高度化について解説したセミナー発表資料です。

    この資料でわかること
  • 独自仕様LPWAとセルラーLPWAの特徴・違いとすみ分けの現状
  • 5Gの3大サービス(高速大容量・低遅延・多数接続)がIoTに与える影響
  • ローカル5GとLPWAを組み合わせることで、現場のDXをどう高度化できるか
  • 独自仕様 vs セルラーLPWAの比較 免許不要帯で低価格に導入できる独自仕様(LoRaWAN、ZETA、Sigfox等)と、高品質・高セキュリティを保証するキャリア提供のセルラー仕様(LTE-M、NB-IoT)の強みと課題を整理しています。
  • 5G mMTC(多数同時接続)への進化 4G世代のLPWA対抗から始まったIoT向け無線規格が、5Gの「mMTC(=大量の端末を同時にネットワークに接続する技術)」へとどう引き継がれ、2024年以降にどう詳細化されていくかの展望を示しています。
  • ローカル5Gとのシナジーによるアプリケーション高度化 高帯域な5Gによる「高品質映像」と、省電力なLPWAによる「センサーデータ」を掛け合わせることで、建設現場や公共インフラ、農業などの現場でより精度の高い遠隔制御や異常検知が可能になる仕組みを提案しています。

背景・目的

2000年代初頭のZigBeeなどのセンサーネットワークは、通信距離の不足から普及が限定的でした。しかし、2012年以降に登場したLPWA(=低消費電力で1km以上の長距離通信が可能な無線技術)により、IoTのセンサーネットワークは急速に現実味を帯びるようになりました。

本資料では、乱立した独自仕様LPWAの淘汰と現在のシェア状況を整理し、スマートメーターや環境監視などの公共・産業分野を制する技術がデファクト標準(=事実上の業界標準)になると分析。さらに、次世代の移動通信システムである5Gおよびローカル5Gの登場が、IoTデバイスの接続環境をどう変革するかを明らかにすることを目的としています。

「ローカル5GとLPWAが普及すると、双方の同時使用によりアプリケーションを高度化することが可能になる」

取り組み・わかったこと

資料内では、ローカル5G(=企業や自治体が自社の敷地内に構築する専用の5Gネットワーク)環境において、ハイエンドIoT(カメラ映像など)とローエンドIoT(一般センサーなど)を組み合わせる具体的なユースケースが提示されています。

例えば、建設現場において多数のセンサーで地盤や構造物の異常を監視しつつ、安全が確認された段階で高品質な3D映像を見ながら重機を遠隔操作する例や、農業において広大な農地に設置したセンサーで土壌や作物の状態を監視し、異常検知時にドローンを飛ばしてAI画像解析を行う例などが挙げられています。これにより、省エネ、インフラ監視、防災、スマートファクトリーなど、多様な場面での活用イメージが具体化されています。

各無線技術の通信速度・遅延の比較や、今後の周波数帯の割り当て動向など、より詳細な技術的背景やロードマップについては、ぜひ資料本編(PDF)をご覧ください。

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